23歳独身OLの出会いがない憂い

私は花の20代前半の女性だというのに、全く出会いがない生活を送っていました。
折角気合とお金を掛けて美容に気を使っても、見せる相手がいません。
会社の男性は30歳以上のおじさんや、結婚やお付き合いはしたくないような雰囲気の男性や、格好良くて明るい男性は既に既婚者であったりして、とにかく出会いがないのです。
勤務時間は朝から深夜までであり、ずっと鬱屈した会社に閉じ込められています。
帰宅途中にどこかへ寄るということもできませんし、休日は家事やら用事やらに追われて、せいぜいインターネットを休憩がてらに嗜む程度でした。
出会いがないのでは生活にハリが出ず、ややまともで20代の男性であったら誰でもいいな、といった気分で出会い系サイトを利用してみました。
休日の少し空いた時間にパソコンから登録をしたのですが、登録後は携帯電話さえあれば男性とメール交換ができるので、パソコンに張り付く必要も無く、メールが着たら返信をするといった気軽さで利用ができました。
結構タイプの可愛い系の大学生男子からメールが着て、私は特にその男の子とメールのやり取りをするのが楽しくてたまりませんでした。
休憩時間や残業中にもメールをしたりして、仕事へのやる気にもなりました。
こんな若くて可愛い男子と付き合えたらいいなあ、と私は思い積極的にメールでアピールをし続けました。
男子も満更ではないようであり、相思相愛といった雰囲気でした。
実際に会ってみる事になり、私はおじさんまみれの会社に長く所属をし、すっかりおしゃれへのやる気も無くしていたのですが、若い男子にださいと思われないかなあ、と少し不安になりながらも待ち合わせをしました。
かなり緊張をしつつ、軽くデートをするような感じで散歩をしたのですが、その男子の屈託の無い笑顔にまいってしまいました。
男子がフリーだと言うので、私は「じゃあ付き合おうよ」と申し入れると、照れながらもOKをしてくれました。
今は毎回の休日にその彼氏と会うのが楽しみです。

22歳独身女性行政書士補助者の出会いがない憂い

いまでも思い出すよ。君のことを。
そう心の中で呟いた。
思い出すよ、どころか、思い出さずにはいられないのだ。

付き合ってきた様々なものは、別れた途端に傷になる。

私は二歳年下の男と付き合っていた。三浦春馬に似ている綺麗な人で性格もよかった。
とても尽くしてくれた。
会社まで迎えに来てくれて、家まで車で送ってくれた。

私は行政書士補助者、という行政書士の先生のパシリみたいな仕事をしている。
心身ともにハードだし給料も安いし、サービス残業当たり前。
築地に事務所はあって、オフィス街だ。

彼が尽くしてくれることは当たり前だと思っていた。
でも、そうじゃなかった。
別れてから彼のありがたみを知った。支えを知った。でも、それはもうない。

ただ記憶は残る。
彼がいつも会社が終わるときに待っていてくれた、駐車の場所。

そこにいけば彼がいた。でも、もうそれはない。そんな夢のような、出会いがない。

出会いがないと思うとき、どんな出会いを頭に思い描いているのだろうか?

きっと、どの女性も同じだと思う。似たようなことだ。
それぞれ自分の理想の出会いがある。それは好きな芸能人だったり、片思い中の誰かだったり、
もしくは、未練がある別れた男だったり。

だから出会いがないと自分のファンタジーの中に引きこもっている間は、永遠に
出会いがないだろう。そう思う。

でも人間って難しい。

頭ではわかっているのに、答えはでているのに。
心がそれについていかないことってあるよね。

会社に行くまでに必ず彼の車が停まっていた場所を通らないといけない。

私をみると嬉しそうに笑って、

「けいちゃんは忙しいから、こうでもしないと会えないもんね。どうすれば会えるか考えたんだよ。
そしたら俺が毎日迎えにいけば良いってことに気付いたんだ」

そんな可愛いことをいってくれていた恋人は、もういない。

存在を証明するのは、その人の不在だ。